【結論】スマホは学力を低下させる?7万人調べた研究結果




山田ゆうすけ

こんにちは!
高校受験ラボ管理人の山田優輔です^ ^

  • スマホは学力低下につながるのかな?それともあまり関係ないのかな…?
  • 子どもにスマホをもたせるべきかな?やめた方がいいのかな…?

この議論について、終止符を打ちます。

というより、すでに数年前に結論が出ていました。

ぜんぶわかりやすく解説していきます。

【結論】スマホは学力を低下させます

スマホは学力を低下させます

結論からお伝えします。

見出しの通り、出オチしてますが、

スマホは学力を低下させます。

具体的には、偏差値10下がります。

一方で、良い報告もあります。

スマホをやめると偏差値10上がります。

ニンテンドーのゲームソフト「脳トレシリーズ」で有名な、東北大学教授・川島隆太氏の研究で明らかになっています。

川島教授が7年間、毎年7万人(49万人)の子どもたちの脳を調べて、明らかになった結果です。

つまり、信憑性が超高い研究結果です。

このあとは川島隆太氏著『スマホが学力を破壊する』などの内容を参考に、スマホと学力の関係をお伝えしていきます。

スマホをいじると記憶が消える!?

スマホをいじると記憶が消える!?

以下のグラフは

1.数学のテスト結果
2.平日の学校以外の勉強時間
3.平日のスマホの使用時間

の関係を表したものです。

この図からすぐにわかることは

✓スマホの使用時間が長い子ほど点数が低い

ことです。

そして、よく見るとおもしろいことがわかります。

それは

『ガリ勉スマホあり VS ノー勉スマホなし』では、『ノー勉スマホなしの方が成績が高い』

ということです。

ヤバくないですか?(笑)

2時間以上の勉強も、3時間のスマホ使用でチャラになるどころではなく、ノー勉より頭が悪くなるということです。

ヤバすぎます・・・

同じ勉強時間でも、スマホを使えば使うほど点数が下がっています

ノー勉でスマホをめっちゃいじってる子は、もうどん底行きになってます。

これらのことから、スマホを使用することによって、勉強して学び得た記憶が消えている可能性があることがわかります。

(このグラフは数学のみですが、その他の教科においても学力が下がることがわかっています。この後の説明でも触れています。)

スマホいじりすぎな人は睡眠不足だから?【違います】

スマホをいじればいじるほど成績が下がるのは、睡眠時間が減っちゃってるからじゃないか?

これが最初に考えた原因でした。

長時間スマホをいじっているということは、夜中も起きていると考えられるからです。

実際、文部科学省が毎年行っている調査から、睡眠時間が短い人ほど、学力が低いことがわかっています。

これは昔から言われていることです。

ただ結果は・・・

違いました。

実験の結果は『十分な睡眠をとっていようが、睡眠不足であろうが、スマホの使用時間が長ければ長いほど、成績が下がる』ということです。

『しっかり寝てても、スマホいじってる時間が長い時点でダメ』ということです。

ちなみに、睡眠時間が6時間未満の人は、スマホの使用時間に関わらず成績が悪いです。

ですので、睡眠時間は超大事!

もともと学力の低い子がスマホいじりすぎなだけ?【違います】

ここまででわかったことは、

スマホいじりすぎ
↓ ↓ ↓
睡眠時間が短くなる
↓ ↓ ↓
ゆえに学力が下がる

ということではない!ということです。

次に考えたのは、上の『原因と結果が逆なんじゃない!?』ということです。

つまり、上の図の矢印の方向が逆なんじゃないかということです。

学力が低い人
↓ ↓ ↓
スマホいじりがち

ということです。

そこで次に行ったのが「数年間生徒たちのスマホ使用時間と学力を調べ続けよう」というものです。

その結果わかったことが、次のことです。

①もともとスマホなし、その後もスマホなし
 ⇒学力が上がっていく↗↗↗

②もともとスマホなし、その後スマホあり
 ⇒学力下がっていく↘↘↘

③もともとスマホあり、その後もスマホあり

 ⇒学力下がっていく↘↘↘

③もともとスマホあり、その後スマホなし生活。

 ⇒学力が上がっていく↗↗↗

これはヤバい!!!

スマホが諸悪の根源みたいな結果になりました(笑)

このことからわかったことをまとめると

✓もともと成績の悪い人ほど、スマホをたくさん使っているというのは関係ない。

✓なぜならスマホの使用をやめると成績が上がったからだ!

✓もっというと、もともと成績が良い子でさえも、スマホを新たに使い始めると成績が下がった。

したがって、『スマホを使用すること』自体が学力を低下させる!

ということです。

なぜスマホをいじるとバカになるのか?

なぜスマホをいじるとバカになるのか?

では、なぜスマホをいじると学力が低下するのでしょうか?何がいけないのか?

このことについて話していきます。

マルチタスクは学習効果を台無しにする

『スマホをいじると学力が低下する原因』は、『マルチタスク』が最も大きな原因だとされています。

マルチタスクとは、何かをしながら、他の何かを同時にすることです。

つまり、勉強しながらスマホをいじってしまっているということです。

実際、スマホを持っている中学生の7割以上が、勉強中にスマホをいじってしまっていることがわかっています。

さらに言うと、3割以上の生徒がゲームをしている(ゲームのアプリを開いている)ということです。

研究の結果では、マルチタスクは

・学力が下がる
・認知機能が低下する
・記憶力が低下する
・社会性にも悪影響を与える

など、最悪な影響のオンパレードを報告している論文がたくさんでています。

特にLINEやInstagramなどSNSがヤバい

スマホをいじりながら勉強してしまっていることが悪いということはわかりました。

しかし、スマホをいじりながらといっても

✓スマホでわからないことを調べながらなのか
✓LINEをしながらなのか

✓ゲームをしながらなのか
✓Youtubeを見ながらなのか

いろいろあります。

その中でも『LINEをしながら』が最も悪い影響を与えていることがわかりました。

細かく言うと、LINEなどのインスタントメッセンジャーです。

現在ではInstagramのDMでやり取りしている子も多いので、これも同様でしょう。

2017年度の研究結果では、『LINEの使用時間』と『4教科の平均偏差値』の関係を調べてくれています。

その結果、次のようになりました。

平均偏差値

・LINEまったく使わない:50.8
・LINE 1時間未満:50.2
・LINE 1~2時間:47.7
・LINE 2~3時間:45.1
・LINE 3~4時間:43.0
・LINE 4時間~ :40.6

LINE使用時間での上と下の偏差値の差が、なんと10以上もあったのです。

高校生や大学生を対象にした研究でも、インスタントメッセンジャーの使用時間が長い生徒ほど

・成績が悪い
・読解力が低い
・勉強するときに注意散漫になりやすい

など、様々な悪い影響がたくさん報告されています。

なぜLINEはこんなに学力に悪影響なのか?

インスタントメッセンジャーは、人間の脳のはたらきを抑制することがわかっています

つまり、LINEをやっているときは脳が眠った状態になるということです。

なぜこんなことが起こるのか?

LINEのやり取りは

「いまひま?」
「ひまだよ」
「遊び行こうぜ」
「いいよ」
「13時に駅ね」
「おっけい」

のように、まったくものを考えない、幼稚なレベルで会話が成り立ってしまいます。

それゆえに、『脳のモノゴトを考える部分』が積極的に寝てしまうわけです。

SNSはコミュニケーションのツールだという反論もありますが、SNSの会話相手がAIでもまったく気が付かないというデータもあります。つまり、SNSは人と人のコミュニケーションほどの緻密さや繊細さがないと言えます。

LINE・音楽・ゲームなどの『ながら勉強』をいますぐやめておけ

LINEについて言及してきましたが、それだけでなく

・勉強中に音楽を聴く
・勉強中にゲームをする

なども、成績を大きく低下させていることもわかっています。

ですので、『LINEをしながら』『音楽を聴きながら』『ゲームをしながら』の『ながら勉強』は、勉強効果を小さくするどころではなく、むしろ学力が低下するのでやめておきましょう!

『音楽を聴きながら勉強』はNGですが、『音楽を利用して効率良く勉強する方法』はあります。

下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

【結論】音楽を聴きながらの勉強は効率が良い?悪い?

【結論】スマホを捨てれば偏差値10上がる

スマホを捨てれば偏差値10上がる

勉強して偏差値を5や10も上げるのは、はっきり言って至難の業です

しかし、スマホをいじることをやめると偏差値が上がることがはっきりしています

ですので、偏差値を上げたい人は、スマホやめましょう

すでに持っている人はスマホをなくすのは現実的に難しいと思います。

せめて、勉強中にスマホをいじらないようにしましょう。

しかし、「スマホをいじらないようにする」というのは、意志の力では不可能です。

したがって、勉強中に絶対にいじらないよう〝工夫すること〟が重要です。

スマホに勉強を邪魔されないようにする方法は、『家だと集中して勉強できない3つの理由とその対処法』でも詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

家だと集中して勉強できない3つの理由とその対処法

【おまけ】大人もです。脳トレぐらいはやっておこう

大人もです。脳トレぐらいはやっておこう

今回紹介したスマホのネガティブな影響は、中学生だけでなく、全年代の人に当てはまります。

スマホによる脳機能の低下は、認知症の最大の原因にもつながってしまうので、無視するわけにはいきません。

(思い出すのが苦手になったり、喋るのがゆっくりになったり、行動が遅くなったりするのも楼の老化現象です。)

こういったことを少しでも予防・改善するために、大人も『脳トレ』ぐらいはやると良いと思います。

「ドリルを買って計算トレーニングをしましょう」というのも、続かないし難しいと思うので。)

ぜひやってみてください。

まとめ

今回は、スマホの悪い点ばかりを挙げるような内容になってしまいましたが、本来はスマホ自体が悪なわけではありません。

当然僕もスマホ持っていますし。

使い方を上手に、うまく利用していきましょう^ ^




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