英語長文の勉強法!英語で9割取る方法|中学生・高校入試

山田ゆうすけ

こんにちは!
高校受験ラボ・進学塾リードアップ代表の山田優輔です!
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高校受験において英語長文読解で得点できるかどうかは、非常に重要な分かれ道となります。

実際、定期テストではもちろん出題されますし、高校入試の長文の配点は40%〜60%を占めます。

しかし、英語の長文を苦手とする人はとても多いです。

この記事では、「長文読解力とは結局どんな力があればいいのか?」ということを分解しながら解説し、長文読解で高得点を取るための勉強手順を解説します!

  • 「長文読解の正しい勉強法がわからない…」
  • 「文法問題はできるけど、長文になるとできない…」
  • 「今のままの得点力じゃ行きたい高校に受かるか不安…」

という人は、ぜひこの記事を参考にしてください!

英語の成績を上げるのに長文読解は重要なのか?

英語の成績を上げるのに長文読解は重要なのか?

「長文ができない」という相談をよく受けますが、そもそも長文はできた方がいいのか?どれくらい重要なのか?

結論からいうと、英語の成績において長文読解力は超重要です。

英語の問題は「リスニング」「語彙」「文法」「英作文」「長文読解」の5領域に分けられます。

下記は各都道府県の2016年公立高校入試の長文問題の配点です。

  • 北海道:34点(60点満点)
  • 宮城県:58点(100点満点)
  • 埼玉県:60点前後(100点満点)
  • 千葉県:44点(100点満点)
  • 東京都:65点前後(100点満点)
  • 神奈川県:40点(100点満点)
  • 京都府:28点(40点満点)
  • 大阪府:50点前後(90点満点)
  • 兵庫県:64点(100点満点)
  • 広島県:23点(50点満点)
  • 福岡県:33点(60点満点)

どの都道府県でも長文読解は配点のおおよそ40〜60%です。

つまり、5領域の中で最も大きなウエイトを占めるのが「長文読解」です

長文問題の設問中に「文法・英作文」の問題がある程度含まれますし、長文を読むには「語彙」「文法」の知識はかなり必要ですが、長文の勉強も重要だということがわかります。

長文読解力とは?

長文読解力とは?

長文で高得点を取るためには次の2つの力が必要です。

  • 長文の内容を正しく把握する「内容把握力
  • “なんとなく”ではなく、確信を持って正しい答えを選ぶ「解答力

つまり、「英文を読んで内容を理解する」だけでなく、「正解を導き出す思考回路とテクニック・知識」も必要になります

この2つの力が長文読解力といえます。

では、「この2つの力を鍛えるにはどうすればいいか?」について解説していきます。

長文の内容を正しく読み取れるようになるために必要な3つの力とは?

長文の内容を正しく読み取れるようになるために必要な3つの力とは?

長文の内容を正しく把握する内容把握力をさらに分解すると、3つの力に分けることができます。

① 単語・熟語力
② 文法力
③ 速読力

順を追って1つずつ詳しく解説していきます。

長文が読める(わかる)とはどういうことか?

そもそも、『長文が読める』ためには何ができていればいいのか?

『長文が読める』ということを分解して考えてみると、

  • 長文が読めるのは、一文一文の意味がわかるから。
  • 一文一文の意味がわかるのは、和訳ができるから。
  • 和訳ができるのは文構造(文法)がわかるから。
  • 文構造がわかるのは、単語(意味・品詞)やイディオム(熟語)の知識があるから。

つまり、長文を読めるようになるには、単語・熟語力をつけて、文法ができるようになればいいということです。

単語力・熟語力をつけるには

単語・熟語を覚える最善の方法は「毎日勉強すること」です。

現在中学3年生で受験生の場合は、手っ取り早く大量の単語を覚えるために「単語帳」を使いましょう。

単語帳は次の3つが代表的なものでおすすめです。

単語帳の選び方と、英単・熟語を短期間で覚える方法は中学生の英単語の覚え方|たった1週間で100単語覚えられる方法の記事で解説しているので、チェックしてください。

文法力をつけるには

「文法があやふやであんまり自信ないです…」という人は、「解説・問題バランス型」の問題集を一冊買うことをおすすめします。

英文法のおすすめの問題集は以下のものがあります。

学年や時期、レベルによってもおすすめの問題集が変わってくるので、下の記事を参考にしてください。

文法の勉強法は【中学英語】英文法の勉強法|テストで満点を取るための4つの手順の記事でも解説しているので、チェックしてみてください。

もう一つ必要な力「速読力」

単語・熟語と文法が身につけば、「英文は読める」という状態になっています。

もう一つ必要な力が速読力』です。

当然ですが、試験では制限時間内に問題に解答しなければいけません

そのためにはある程度のスピードで英文を正確に読まなければいけません。

「速読」というと、「早く目を動かして急いで読まなければいけない」と思われがちですが、そうではありません。

というより、そんな読み方をしてもまったく内容も入ってきませんし、まず無理です

では、『速読』とは何かというと、『フレーズリーディング(スラッシュリーディング)』のことです。

英文をフレーズごとに区切って読んでいく(訳していく)読み方のことで、言ってしまえば「普通に読む」ということです。

これは文法の力がついている人であれば自然と身についている力です。

しかし、もちろん多少のコツと練習は必要で、練習を積めば積むほど読解のスピードそのものが上がってくるので、たくさん長文を読む練習が必要です。

「フレーズリーディングが何のことかわからない⋯」という人は英語長文で9割得点する人の解き方5つのコツ|中学生・高校入試で解説しているので、チェックしてみてください。

速読力を身につける練習をしたいという人は、ちょっと古めの問題集になりますが下記のテキストで勉強しましょう。

これらは「文章を区切り、英語の語順のままで文章を理解する」、「自然と区切りと文章の意味を理解する」力をつけるための問題集です。

『こう解く!!』は64ページのみの薄めのテキストです。

『こう読む!!』は160ページありかなりしっかりと学べるテキストになっています。

好みの方を選んで、ぜひ取り組んでみてください。

長文の解答力を高める勉強方法

長文の解答力を高める勉強方法

英文を読めるようになるだけではまだ高得点が取れません。

最後に必要なのが解答力です。

「文章の並び替え問題」や「空欄補充問題」では、“前後関係”や“因果関係”を理解しなければいけません。

「内容正誤問題」では、文章は理解できても設問に引っ掛けられてしまうこともあります。

また、「英問英答の問題(英語で答える問題)」では、“解答の仕方”というのがあります。

これらは文法だけの問題集ではあまり訓練できないので、やはり長文問題を解く練習を積み重ねて、『解答力』を鍛える必要があるのです。

では、「解答力」を鍛えるにはどうすればいいのか?

それは「リーズニングをしながら問題をたくさん解く」ことが必要です。

リーズニングとは?

リーズニングとは「なぜ解答がそうなるかの理由づけや根拠を示すこと」です。

つまり、「なんとなく」や「勘」「当てずっぽう」ではなく、「本文の“ここ”に“こう書いてある”ため、解答はこれになる」と根拠を持って答えることです。

普段の勉強からこれを行っているかどうかで、「解答力」は大きな差になります。

リーズニングの具体的なやり方は次の通りです。

リーズニングのやり方
  1. 問題の選択肢をしっかりと和訳する。
  2. 選択肢の「“この部分”が、本文の○行目と照らし合わせると合っているor間違っている」とメモをして解答する。

最初はかなり労力がかかるかもしれませんが、この訓練を積み重ねるだけで解答力は大きく向上します。

また、リーズニングの練習をすることで論理的な思考回路もできていき、国語の読解問題の力もかなりつくので、一石三鳥にもなる勉強法です。

ぜひやってみてください!

解答力を高めるための具体的な英語長文勉強手順

実際に長文読解の問題集で勉強するときの手順を解説します。

英語長文の勉強方法
  1. 時間を計って問題を解く。
  2. 根拠をメモしながら設問を解く(リーズニング)。
  3. 答え合わせをして、解説を熟読する。
  4. 訳せなかった文や単語があれば、文構造を理解しきちんと和訳できる状態にする。
  5. 間違えた問題、解答の根拠が解説と違ったものは、解説をマネてリーズニングをしながらもう一度問題を解き直す。

リーズニングをして、解きっぱなしでは意味がありません。

まずは自分なりに根拠をあげて解答し、間違っていればどこが間違っていたのかを理解して修正しましょう。

修正を何度も繰り返すことで、正解を導き出せる思考回路が出来上がっていきます

英語長文読解の解き方のコツ

英語長文読解の解き方のコツ

「本文と設問を行ったり来たりして時間がかかってしまう…」という人もいると思います。

長文の解き方にはコツがあります

英語の長文は『問題→本文→問題→本文→…』という順で読み進め解いていきましょう

具体的に、問題を解くときは以下のような流れで進めます。

英語長文の解き方
  1. まずは問題(設問)を2〜4問ぐらい目を通す
  2. 本文を読んでいく
  3. 問題の該当箇所の1文次ぐらいまで読む(該当箇所=「下線部①」「空欄①」など)
  4. その問いに答える
  5. 次の問題の該当箇所まで続きを読み進める
  6. 問題を解く
  7. ⑤⑥の繰り返しで最後までいく

この順で解いていけば、1回本文を読み終わったときにはほとんどの問題が終わっていることになります。

また、何度も本文を上から下まで読み返す必要がなくなるため、問題を解くスピードが上がります。

長文読解のコツについては英語長文で9割得点する人の解き方5つのコツ|中学生・高校入試で詳しく説明しているので、「長文を読むのに時間がかかっちゃう⋯」という人はこちらもチェックしてください。

英語長文読解のおすすめ問題集12選

英語長文読解のおすすめ問題集12選

ここまで長文読解の勉強法を解説しましたが、実際の長文問題を使って練習しなければ、なかなか本番で使える実力にはならないです。

【高校入試】英語長文読解問題集の絶対に失敗しない選び方とおすすめ12選でいくつかおすすめの参考書を紹介しているので、自分のレベルに合う問題集を見つけて勉強をしましょう。

英語長文読解の勉強法まとめ

英語の成績を上げるには、「長文読解で点を稼ぐこと」は必須です。

まず英文を読めるようにするには、まず次の2つのことが必要です。

  • 単語力・熟語力をつける
  • 文法力をつける

これらは単語帳や文法の問題集で力をつけましょう。

時間内に問題に解答し得点するには、以下の力が必要です。

  • 速読力(スラッシュリーディング)
  • 解答力(リーズニング)
  • 長文読解のコツも駆使する

これらは長文読解の練習を積み重ねていき力をつけていきましょう。

単語・文法がある程度固まったら、長文も並行して勉強を進めていくと良いですよ!

そうすることで、あなたの勉強は加速します^ ^

2件のコメント

こはるんさん
コメントありがとうございます♪高校受験ラボ管理人の山田です。
17日というのは短く思うかもしれませんが、力をつけるには十分な時間が残されています。ぜひ最後まで頑張ってください!応援しています!!

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■千葉市の検見川浜・稲毛海岸でリードアップ@本当に成績が上がる塾を経営 ■偏差値60から70にアップも高校受験不合格 ■指定校推薦で中央大学理工学部合格 ■生徒の成績10年連続10UP継続中 ■成績アップメディア「高校受験ラボ」を運営