【中学英語】英文法の勉強法|テストで満点を取るための4つの手順

山田ゆうすけ

こんにちは!
高校受験ラボ管理人のやまだゆうすけです^ ^

英語の成績を上げるには文法をできるようにする必要があります。
しかし「一生懸命勉強しているのに成果が出ない…」という人もたくさんいらっしゃいます。

これには“ある原因”があります。

このある原因を知って、勉強のやり方・考え方を変えれば中学の英文法は簡単にできるようになります
この記事では英語を得意にしてテストで満点を取るための、中学英文法の正しい勉強法を解説します

1 文法が苦手な人のたったひとつの原因

「文法が苦手」「文法が覚えられない」という人は、何も考えずにただただ勉強をしてしまっています

このことについては「英文法が苦手な人のたったひとつの原因と克服方法」の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。

 

英語の勉強をするときは、「文法を考える」ということをきちんとしなければいけません。

「考える」とは、「ことばで人に説明できる状態になる」ということです。

 

問題を解くときに「コレはこうだからこうなる」と頭で説明しながら問題を解いていかなければ、

いつまでたっても英語は得意になることはありません。

 

2 文法問題の解き方・考え方4つの手順

「文法を考える」とは、どういった手順で考えれば良いかを具体的に解説します。

考える順番は以下の通りです。

  1. 肯定文・否定文・疑問文・命令文のどれなのか
  2. 主語・述語は何か
  3. 時制はいつか
  4. 文のかたまりを考える

 

中学2年の2学期までに習う英文法の「並びかえ問題」を使って解説していきます。

問. 次の日本文似合う英文になるように、(  )内の語句を並べかえなさい。

(1) わたしは昨夜、手紙を書き終えました。
( finished / a letter / last / I / night / writing ).

2.1 肯定文・否定文・疑問文・命令文のどれなのかを見分ける

まずは

  • 肯定文(〜です)
  • 否定文(〜ではありません / 〜しません)
  • 疑問文(〜ですか / 〜しますか)
  • 命令文(〜してください / 〜してはいけません)

4つのうちのどれなのかを見分けましょう

 

今回の問題は「書き終えました。」とあるので、「肯定文」というのがわかります

 

2.2 主語・動詞が何かをはっきりさせる

次は、文の幹とある「主語・動詞」が何なのかをはっきりさせましょう

 

「主語・動詞」は日本語でいう「主語・述語」です。

  • 〇〇は〜です
  • 〇は(が)〜する

「〇〇」が主語、「〜です(be動詞) / 〜する(一般動詞)」が動詞になります

 

今回の問題では「わたし(主語)は〜を終えました(動詞)」となります。

「わたしは〜書きました」が主語・動詞と間違えてしまわないようにするのがポイントです。

 

2.3 時制がいつかをはっきりさせる

次は「時制」がいつなのかをはっきりさせましょう

 

「時制」とは、「過去・現在・未来」の3つのうちのいつなのか?ということです。

時制がいつなのかによって、英語は動詞が変化するので重要なポイントです

(中3生になると現在完了も加わります。)

 

今回の問題は「書き終えまし“た”」とあるので過去の文であることがわかります。

 

2.4 文のかたまり(区切り)を考える

最後に文のかたまり(区切り)」を考えます

「文のかたまり」は、日本語でいう「文節(“ね”で区切るやつ)」で考えると、ある程度一致するのでわかりやすいです。

 

「わたしは昨夜、手紙を書き終えました。」の文のかたまりを考えると、
「わたしは / 昨夜 / 手紙を書くことを / 終えました」で区切ることができます。

 

区切りごとに英語の組み合わせを考えると

  • わたしは → I
  • 昨夜 → last night
  • 手紙を書くこと → writing a letter
  • 終えました → finished

となります。

 

英語は基本的に「主語→動詞→かたまりごとに後ろから」という語順になるので、
→ I finished writing a letter last night.
となります。

 

3 試験で満点を取るための英文法勉強法

それでは、英語の勉強をするときの勉強法を解説していきます。

3.1 問題集をやりながらまずは文法の基礎事項を身につける

まずは「文法事項」を知っていなければ、覚えていなければ何もできません。

 

どんな問題集でも、最初の「確認問題」というのはその回で学習する文法事項の穴埋め問題です。

こういった問題で「こういうものなんだ」と知り、型を身につけましょう。

 

例えば中1の「can」であれば、以下のような問題です。

  1. わたしはコンピュータを使うことができます。

    I ( can ) ( use ) a computer.

  2. 彼らは上手にテニスをすることができます。

    They ( can ) ( play ) tennis well.

 

3.2 「練習問題(穴埋め・語順整序・英作文)」では“文法問題の考え方”を説明しながら解けるようにする

型を身につけたら、練習問題に取り組みます。

練習問題は「文法問題の考え方」通りに、きちんと自分で説明しながら問題を解いていきましょう

 

「何度もワークや問題集をやっているのに点数が伸びない」という人は、“機械的にただ問題が解いているだけ”になってしまっています。

「なぜその答えになるのか」「どういった文法事項を使うのか」という説明までできるようにならないと、英語の実力はついてきません。

 

4 学年別おすすめ英文法参考書

英語勉強のためのおすすめ参考書は以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

 

5 英文法の勉強法まとめ

英文法を確実に身につけるための勉強法は以下の通りです。

  1. 確認問題で文法の型を見つける
  2. 練習問題は以下のことを順番に説明しながら問題を解く
    • 肯定文・否定文・疑問文・命令文のどれなのか
    • 主語・述語は何か
    • 時制はいつか
    • 文のかたまりを考える

 

英語ができる人はこの考え方を頭の中で一瞬でやっているのです。

最初は「こんなこと考えなきゃいけないのは大変」と思うかもしれませんが、慣れてくると一瞬でできるようになります。
歩くときに「右脚を出しながら左手を前に振り、着地したら左脚を前に…」と考えないのと同じように、です。つまり、慣れれば誰だって絶対に簡単にできるってことです♪

 

英文法ができるようになれば、長文も読めるようになります。つまり、英文法ができるようなれば英語の点数と実力は飛躍します!

頑張ってくださいね♪

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■千葉市の検見川浜・稲毛海岸でリードアップ@本当に成績が上がる塾を経営 ■偏差値60から70にアップも高校受験不合格 ■指定校推薦で中央大学理工学部合格 ■生徒の成績10年連続10UP継続中 ■成績アップメディア「高校受験ラボ」を運営