英語学習をする上で避けては通れないのが英文法の勉強です。
しかし「英文法が苦手」「英文法が覚えられない」という人も少なくありません。
この記事ではそんな方のために、英文法ができるようにならない「原因」と、「克服方法」を解説します。
英語が苦手な人は“このこと”をやっていない
英語の文法を一生懸命勉強しても成果が出ないという人の原因は、
ズバリ「考える」ということをやっていないということにつきます。
「考える」とは、「“ことば”を使って説明すること」です。
なぜことばで説明できなければいけないかというと、何かを覚えようとしたり、記憶を頭の中から引っ張り出そうとするとき、人は必ずことばを使うからです。
ことばにできないことはただの“感覚”で、“感覚”はやがて消えてしまいますし、
アウトプット(問題を解く)はできません。
例えば、どんな中学生でも学校に行く道順は覚えているはずです。
覚えているというのは、道順を「この道をまっすぐいって、●●を左に曲がって▲▲まで行ったらそこを…」と、”ことば”で説明できる(ことばにできる)ということです。
絶対できますよね?
「オレはセンスと感覚で毎朝学校に行っている。だから雨の日や風が強い日は感覚がにぶるから道に迷うことがあるぜ。」
なんてわけわからないことは誰も言いません。
財布をどこかで落としてしまい、どこでなくしたかを考えるときも同じです。
「家を出て、あの道を通って、コンビニ行って…あ、このときはまだあったな。それから…」と、
人は何かを考えるときは必ず“ことば”を伴います。
説明できなければ覚えることも、頭の中から引き出してくることもできません。
ものごとは“ことば”にしなければ考えることはできません。
英語の文法の勉強も同じで、“ことば”を使って説明するということをしなければ、英文法ができるようにはなりません。
自分に言い聞かせるように説明しながらやる
英文法を勉強するときは、必ず自分の頭の中で“ことば”にして、説明しながら勉強をしましょう。
こうすることで英文法を理解でき、忘れることもなくなります。
英語が苦手な人も、おそらく中1の最初の頃はわかっていたという場合が多いと思います。
最初のうちは「This is 〜.」「I am 〜. / You are 〜.」と簡単なので特に考える必要もなくできていました。
しかし、「“ことば”で説明する習慣」がないまま、次から次へと新しい文法事項が出てきてしまい、つまずいてしまったのです。
- 「“She plays tennis.”は主語が3人称だから動詞に“s”がつくんだな。」
- 「“He does his homework.”を疑問文にすると、3単現の文の疑問文だからDoesから始めて、動詞の“s”がとれて、“Does he do his homework?”になる」
- 「“そのとき雨が降っていました”は“〜していた”だから過去進行形だ。過去進行形は“be動詞 + 〜ing”で、be動詞を過去にすればいいんだ。だから“It was raining then.”だ。」
英語の文法が苦手な人はこのように頭の中で説明をしていないはずです。
似たような練習問題を解いていると、作業のように書いていってしまい、なんとなくわかったつもりになって、考えることがおろそかになってしまっています。
英文法の苦手克服勉強方法と教材
こちらの記事で、「英語を得意にしてテストで満点を取るための正しい勉強方法」を解説しています。
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さいごに
英語の勉強は、今回解説した“考える習慣”を身につければ英語の力がめきめきついてきます。
文法事項を他の人にわかりやすく説明するように、“ことば”にしていきましょう!
こんにちは!
高校受験ラボ管理人のやまだゆうすけです^ ^