tell・teach・talk、どれも「話す・教える」のイメージで、テストで迷いますよね。
- tell と teach と talk の違いがよく分からない…
- 「道を教えてください」は teach でいいのか迷う…
- talk の後ろに to や about が要る理由が分からない…
こういう中1の人に向けて書きました。
結論からいうと、tell は「内容を伝える」、teach は「知識や技能を教える」、talk は「相手と話す」です。
そして「道を教える」は teach ではなく、tell か show を使います。
tell・teach・talkの意味の違い
違いを一言でいうと、何を相手に渡すのかです。
tell は、情報や内容を渡します。
teach は、知識や技能を渡します。
talk は、相手と言葉をやりとりします。

| 英語 | 意味 | 相手に渡すもの | 過去形 |
|---|---|---|---|
| tell | 伝える・知らせる | 情報・内容・指示 | told |
| teach | 教える | 知識・技能 | taught |
| talk | 話す・話をする | (渡すものはなく、会話そのもの) | talked |
過去形にも注意が必要です。
tell は told、teach は taught と形が変わります。
talk だけは、ed を付けて talked です。
「teached」と書いてしまう間違いは、テストで本当によく見ます。
tell は「内容を伝える」
tell は、相手が知らないことを知らせるときに使います。
名前、電話番号、時刻、話、本当のこと、お願いや指示など、伝える中身は何でもかまいません。
ポイントは、だれに伝えるのかを必ず書くことです。
teach は「知識や技能を教える」
teach は、勉強やスキルのように、身につくものを教えるときに使います。
英語、数学、ピアノの弾き方、料理の作り方などです。
その場で一度伝えて終わりではなく、できるようになるまで教えるイメージです。
talk は「相手と話す」
talk は、相手と会話をするという動きそのものを表します。
tell や teach と違って、「何を」という言葉をそのまま後ろに置けません。
話す相手は to か with、話題は about で表します。
tell・teach・talkの文の形(語順)
意味が分かっても、語順を間違えると点を落とします。
3語それぞれの形を、表で確かめましょう。
| 英語 | 文の形 | 意味 |
|---|---|---|
| tell | tell + 人 + 内容 | 人に内容を伝える |
| tell | tell + 人 + to + 動詞 | 人に〜するように言う |
| teach | teach + 人 + 物 | 人に物を教える |
| teach | teach + 人 + how to + 動詞 | 人に〜のしかたを教える |
| talk | talk + to(with)+ 人 | 人と話す |
| talk | talk + about + 話題 | 〜について話す |
tell と teach は、どちらも「人」が先で、「内容」があとです。
talk は、人の前に to か with、話題の前に about が必要です。
例文で確かめる
- My brother told me a funny story.(兄は私におもしろい話をしてくれました。)
- The teacher told us to open our books.(先生は私たちに、本を開くように言いました。)
- I told her that I was busy.(私は彼女に、忙しいと伝えました。)
- Ms. Mori teaches us English.(森先生は私たちに英語を教えています。)
- Ms. Mori taught me how to play the piano.(森先生は私にピアノの弾き方を教えてくれました。)
- I talked to my teacher after school.(私は放課後に先生と話しました。)
- We talked about the school trip.(私たちは修学旅行について話しました。)
- Can I talk with you for a minute?(少し話してもいいですか。)
1つ目と4つ目を見比べてください。
どちらも「人 + 物」の形ですが、渡しているものが違います。
おもしろい話を伝えるから tell、英語という学問を教えるから teach です。
よくある間違い
「道を教える」に teach を使ってしまう
いちばん多い間違いが、これです。
「駅への道を教えてください」を、Please teach me the way to the station. と書いてしまいます。
道は知識や技能ではなく、その場で知らせる情報です。
だから、Please tell me the way to the station. が正解です。
地図を見せたり、案内したりしながら教えるなら show も使えます。
Please show me the way to the station. です。
テストで迷ったら、tell か show を選べば大丈夫です。
同じように、名前・電話番号・時刻を「教える」ときも tell です。
- Please tell me your name.(名前を教えてください。)
- Can you tell me the time?(今何時か教えてもらえますか。)
talk の後ろに人や内容をそのまま置く
talk は、後ろに人をそのまま置けません。
「私は彼と話しました」を I talked him. と書くのは間違いです。
正しくは I talked to him. または I talked with him. です。
話題も同じです。
「その話をした」なら、talked about it と about を入れます。
「話す」に見える言葉でも、talk は前置詞とセットだと覚えましょう。
tell to him と書いてしまう
tell は、人を先に置きます。
「彼に話を伝えた」は、I told him a story. が基本の形です。
I told a story to him. も、間違いではありません。
ただ、中1ではまず I told him a story. の形を覚えましょう。
気をつけたいのは、人の前に to を付けて tell to him と書いてしまうことです。
tell to him という形は、中学の範囲では使いません。
過去形を間違える
teach の過去形は taught です。
teached は存在しません。
tell の過去形も told で、telled ではありません。
say との違いも1つだけ
say も「言う」という意味ですが、say は人を直接後ろに置けません。
たとえば「彼女は私にこう言いました」を She said me … と書くのは間違いで、She said to me, … とします。
人に何かを言うなら tell、言った言葉そのものを言うなら say、と分けておけば十分です。
- He told me his name.(彼は私に名前を教えてくれました。)
- He said, “My name is Ken.”(彼は「ぼくの名前はケンです」と言いました。)
speak と talk の違いが気になる人は、こちらの記事も読んでみてください。
テストではこう出る
tell・teach・talk は、学校の定期テストで次の3つの形でよく問われます。
① 適語選択・空所補充
( )に入る語を、選択肢から選ぶ問題です。
後ろに続く形を見るのがコツです。
「人 + 物」なら tell か teach、「人 + to + 動詞」なら tell、「to / with / about」が続くなら talk、と絞れます。
② 並べ替え
語を並べ替えて、文を完成させる問題です。
tell + 人 + 内容、talk + with + 人 + about + 話題、のように、上の表の形に当てはめます。
「道を教えて」は、tell me the way の語順になります。
③ 和訳・英訳
日本語の「教える」を、英語でどの単語にするかが問われます。
「教える」と書いてあっても、道や名前や時刻なら tell、勉強や技能なら teach です。
日本語に引きずられず、何を教えているのかを考えましょう。
練習問題
答えは、このあとの「解答と解説」にあります。
まず自分で解いてみましょう。
問1 次の( )に入る最も適切な語を、①〜③から選びなさい。
My father ( ) me to wash the dishes. ① said ② told ③ talked
問2 次の( )に入る最も適切な語を、①〜③から選びなさい。
Mr. Ito ( ) us math every Monday. ① teaches ② talks ③ says
問3 日本語に合うように、( )の語を並べ替えなさい。
「私は友だちと部活について話しました。」
I ( ) club activities. ( with / about / talked / friend / my )
問4 日本語に合うように、( )の語を並べ替えなさい。
「駅への道を教えてくれませんか。」
( ) to the station? ( tell / me / the / Could / way / you )
問5 次の英文には、それぞれ誤りが1か所あります。
正しい文に直しなさい。
- Ken teached us how to play the guitar.
- Please talk me your name.
解答と解説
問1
答え: ② told
考え方: 空所のあとが「me to wash」と、「人 + to + 動詞」の形になっています。
この形を取れるのは tell です。
said と talked は、この形になりません。
訳: 父は私に、皿を洗うように言いました。
問2
答え: ① teaches
考え方: 数学は、学校で教わる知識です。
主語の Mr. Ito は3人称単数で、現在の文なので teaches になります。
talks は「us math」と続けられず、says も人を直接置けません。
訳: 伊藤先生は毎週月曜日に、私たちに数学を教えています。
問3
答え: I talked with my friend about club activities.
考え方: 「友だちと」は with my friend、「部活について」は about club activities で表します。
talk は、人の前に with(または to)、話題の前に about を置きます。
I のあとに過去形の talked が来るので、talked → with → my → friend → about の順です。
問4
答え: Could you tell me the way to the station?
考え方: 「道を教える」なので teach ではなく tell を使います。
「Could you 〜?」は、ていねいに頼む形です。
tell のあとは「人 + 物」の順なので、tell me the way となります。
問5
答え: ① Ken taught us how to play the guitar. ② Please tell me your name.
考え方: ①は teach の過去形が taught です。
teached という形はありません。
②は「名前を教える」なので tell を使い、tell + 人 + 物の形で Please tell me your name. とします。
talk は、人をそのまま後ろに置けません。
まとめ
- tell: 内容を伝える。tell + 人 + 物 / tell + 人 + to + 動詞。過去形は told
- teach: 知識や技能を教える。teach + 人 + 物。過去形は taught
- talk: 相手と話す。talk to(with)+ 人 / talk about + 話題。過去形は talked
- 「道・名前・電話番号・時刻」を教えるときは、teach ではなく tell(道は show も可)
- say は人を直接置けない。人に言うなら tell
迷ったら、「何を渡すのか」を考えてください。
情報なら tell、知識や技能なら teach、会話そのものなら talk です。
go to bed と sleep の違いも、同じ「英単語の類語」シリーズで解説しています。



















こんにちは!
高校受験ラボ・進学塾リードアップ代表の山田優輔です!
進学塾リードアップのHPはこちら