中学校の英語の文法の参考書や問題集ってたくさんあるので「どれがいいのかわからない…」となってしまいますよね。。。
この記事では,そんな方のために“もう二度と迷わなくて済む”英文法問題集の選び方を解説します。
参考書・問題集選びの参考にしてください!
英文法の参考書は3タイプある
英文法の参考書には「解説講義重視型」「問題演習重視型」「講義・演習バランス型」の3タイプあります。
それぞれのタイプの特徴をひとつずつ解説していきます。
解説講義重視型
「解説講義重視型」は「問題演習より、文法の説明に力を入れているもの」です。
英語が苦手な人には特におすすめのタイプです。
図やイラストがたくさんあるので読みやすいものが多いです。
独学で学校より先に学習したい人には必要な一冊です。
また、英文法の“概念”なども図やイラストを使ってわかりやすく説明してくれます。
英語の“概念”などは学校ではなかなか説明しないので、英語がある程度得意な人も読んでみるとより理解が深まります。
これ一冊だけでは問題を解けるようにはなりませんが、英語の勉強で困ったときの「辞書」的な役割をするため、誰もが持っておくべき1冊です。
例として以下の参考書があります。
問題演習重視型
「問題演習重視型」は「講義重視型のように文法の基本的な説明はなく、問題が豊富に載っているもの」です。
ある程度英語の実力がついている人向けのものが多いです。
偏差値60以上のハイクラスの高校の受験を考えている人には必要な一冊です。
「文法事項はすでにわかっている」という前提で作られています。
文法の基本的な解説がない分、問題の解答解説が詳しく載っています。
例として以下の参考書があります。
- 「最高水準問題集」シリーズ
- 「塾で教える高校入試 英語 塾技63」
- 「くもんの語順がひらめく!」シリーズ
講義・演習バランス型
「講義・演習バランス型」は「見開きの左ページが文法の解説、右ページ(〜次の見開きページまで)がその単元の練習問題になっているもの」です。
1セクションが文法の単元ごとになっていて、「文法の解説」は基本的な説明と例文でコンパクトに解説されています。
演習問題は定期テストレベルは十分対応しているので、定期テストに向けた勉強や、家庭学習に向いています。
例として以下の参考書があります。
- 「わからないをわかるにかえる」シリーズ
- 「くもんの中学基礎がため」シリーズ
- 「くわしい英語」シリーズ
「この参考書合わないかも…」と思ったときの原因と対処法
いざ参考書を買ってやってみても「なんかこの参考書合わないかも…」と思うことがあるかもしれません。そう思ってしまう原因と対処法をお伝えします。
原因はただひとつ…
「この参考書合わない…」と感じる原因は、ずばり「レベルが合っていない」ということです。
レベルが合っていないというのは2パターンあり、
- 「ちょっと簡単すぎて退屈」
- 「難しくてよくわからない」
のどちらかです。
自分にとって問題のレベルが易しすぎると、問題を解くことが“単純作業”になってしまいモチベーションが下がります。
また、基礎が固まっていないまま「入試対策問題集」をやろうとすれば、理解するのは難しいに決まっています。
「合わないな」と感じたら自分がどちらに当てはまっているのかをチェックしましょう。
合わなかったらすぐに買い換えよう
「参考書のレベルが自分に合わないな」と感じたら、すぐに買い換えましょう。
「せっかく買ったのにもったいない」と思ってしまうかもしれませんが、すでにできる問題ばかり解いていては、あまり効率の良い勉強とはいえません。
参考書が易しすぎる場合は、もう一歩難しい参考書に買い換えましょう。
反対に基礎ができていないのに、わからない問題をひたすら解いてもいつまで経ってもわからないままになってしまいます。
もう少し難しめの問題集に切り替えてみましょう。
各学年タイプ別のおすすめ参考書
以下の記事で学年ごとのタイプ別おすすめ参考書を紹介しています。
参考書選びで悩んでいる方は参考にしてください。
英文法の参考書の選び方まとめ
最後に英語の文法の参考書・問題集の大まかな選び方をまとめます。
- とにかく英文法を理解したい人は『解説講義重視型』
- 復習や文法の解説をしてもらいつつ問題にも取り組みたい人は『講義・演習バランス型』
- 基本的な英文法はできて、上位校の受験も視野に入れてハイレベルの問題もできるようにしたい人は『問題演習重視型』
がんばれ中学生!
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高校受験ラボ・進学塾リードアップ代表の山田優輔です!
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