こんにちは! 高校受験ラボ・進学塾リードアップ代表の山田優輔です!
結論から言います。
入試相談とは、12月ごろに中学校の先生が私立高校へ出向き、生徒の内申点や欠席日数などの資料をもとに、単願・併願で出願した場合の合格の見通しを事前にすり合わせる仕組みです。
生徒本人が受けるものではありません。
ここで合否が決まるわけでもありません。
受験生本人にできることは、自分の内申点を知っておくこと、志望している高校の基準を確認しておくこと、自分の欠席日数を確認しておくことです。
入試相談とは何か
千葉県の私立高校の推薦入試の多くは、出願の前に中学校の先生と私立高校との間で「入試相談」が行われます。
中学校の先生が生徒の内申点(調査書点)や欠席日数などの資料を持って私立高校に出向き、「単願で出願できそうか」「併願でどこまでの基準を満たせているか」をすり合わせます。
相談するのは中学校の先生と私立高校であって、生徒本人や保護者がその場に同席するわけではありません。
生徒自身は、相談の結果をあとから中学校の先生に聞く立場になります。
入試相談までの流れ

千葉県の私立高校の推薦入試は、おおむね次の順で進みます。
2学期の成績で内申点が確定し、中学校の先生がそれを志望校の基準と比べ、12月ごろに入試相談が行われ、1月に推薦入試の出願・学力検査・面接が行われます。
入試相談で基準を満たしていそうだと分かれば、1月の出願に進みます。
私立の併願推薦という仕組み自体については私立の併願推薦とは。公立が第一志望でも先に合格をもらえる仕組みで詳しく解説しています。
12月に、何が決まるのか
入試相談で決まるのは、合否ではありません。
「単願・併願のどちらで出願できそうか」「志望しているコースの基準に届いているか」の見通しです。
千葉日本大学第一高校は、特進・進学クラス共通の出願資格として、3年次(第3学年4月〜11月末)の欠席日数が10日以内であることを求めており、5科の内申点は単願22以上、併願23以上です(令和9年度の募集要項)。
欠席日数の集計期間が「11月末まで」となっているのは、12月の入試相談にあわせて資料をまとめる必要があるからだと考えられます。
愛国学園大学附属四街道高校も、各学年の欠席20日以内を条件に、単願総合23以上・併願26以上(いずれも9科)という基準を示しています。
これは令和8年度(現在の中学3年生より1つ上の学年が受けた)の募集要項にもとづく基準で、令和9年度版は本記事の執筆時点で公表されていません。
このように、内申点と欠席日数の両方が入試相談の材料になる学校が多くあります。
学校によって、入試相談の重みは違う
入試相談がどれくらい重視されるかは、学校や入試区分によって差があります。
敬愛学園高校は、推薦入試(単願・併願)には内申点の数値基準を設けている一方、一般入試(特進・進学)については「評定の基準はありません(入試相談は必要)」と募集要項に明記しています。
数値の基準がない入試区分であっても、入試相談そのものは必要になるということです。
生徒本人が用意しておくべきこと
入試相談そのものは中学校の先生と私立高校の間で行われますが、受験生本人が何もしなくていいわけではありません。
入試相談の前に、自分で確認しておきたいことがあります。
自分の内申点を確認する
内申点がいくつなのかが分からなければ、基準に届いているかどうかの判断もできません。
千葉県の内申点は、公立と私立でまったく違う方法で点数になります。
詳しくは内申点はどう点数になるのかで説明しています。
2学期の通知表が出たら、国語・数学・英語・理科・社会の5科と、9科すべてのそれぞれの内申点の合計を自分で出しておくと、志望校の基準と比べやすくなります。
志望校の基準を確認する
内申点が分かったら、志望している私立高校の推薦基準と比べます。
千葉県内の私立高校の推薦基準は千葉の私立高校の推薦内申基準一覧にまとめています。
自分の内申点を入れて、基準に届く学校を調べたい場合は私立高校 併願推薦・単願の基準一覧チェッカーが使えます。
欠席日数を確認する
内申点とあわせて、欠席日数も確認しておきます。
「学年ごとに10日以内」のように1年単位で見る学校と、「3年間で30日以内」のように中学3年間の合計で見る学校があり、県内共通の基準はありません。
学校ごとの違いは欠席日数は何日までなら大丈夫かにまとめています。
基準を満たしていても、合格が確定するわけではない
入試相談で基準を満たしていそうだと分かっても、それで合格が確定するわけではありません。
実際に基準を満たしていても落ちることがあるのかについては併願推薦でも落ちることはあるのかで扱っています。
入試相談は見通しを立てる場であって、合否を保証する場ではないと理解しておく必要があります。
では、何から始めればいいか
入試相談は、中学校の先生と私立高校が、生徒の内申点や欠席日数をもとに事前の見通しをすり合わせる仕組みです。
受験生本人がその場に立ち会うことはありませんが、12月の入試相談を迎える前に、自分の内申点と欠席日数を自分で確認しておくことはできます。
まずは2学期の通知表が出たタイミングで、自分の内申点を数えてみてください。
出典
- 千葉日本大学第一高校 生徒募集要項(令和9年度)
https://www.chibanichi.ed.jp/examinee/file/youkou_20260716.pdf
取得日: 2026年9月9日 - 愛国学園大学附属四街道高校 募集要項
https://aikokuy.com/prospective/pdf/application_r8.pdf
取得日: 2026年9月11日 ※令和8年度の募集要項です。令和9年度のものは2026年9月11日時点で公表されていません - 敬愛学園高校 生徒募集要項(令和9年度)
https://www.hs-keiai.ac.jp/media/R9boshuyoukou-2.pdf
取得日: 2026年9月10日


