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内申点はどう点数になるのか?千葉県の公立と私立、計算のしくみの違い

こんにちは! 高校受験ラボ・進学塾リードアップ代表の山田優輔です!

千葉県の高校入試でよく聞く「内申点」は、公立高校と私立高校でまったく違う方法で点数になります。

公立高校は、県内共通の1つの式で「調査書点」を出します。

評定合計135点に、高校が学科ごとに決めた係数(K値)をかける式です。

私立高校には、このような共通の式がありません。

何教科の評定を見るか、何点あれば基準を満たすかは、学校ごとにばらばらに決まっています。

この記事では、「内申点がどう計算されて点数になるか」という仕組みだけを、公立と私立に分けて整理します。

いつの成績が使われるかという「時期」の違いは、別の記事「調査書の点数はいつの成績で決まるのか」で扱っているので、気になる人はあわせて読んでください。

公立と私立、内申点の計算はそもそも別のしくみ

公立高校は、どの学校でも同じ式から計算を始めます。

評定合計135点に、学校が決めたK値をかけるところまでは全県共通です。

一方、私立高校には全校共通の式がありません。

見る教科の数も、必要な点数も、学校が1校ずつ独自に決めています。

この違いを図にすると、次のようになります。

千葉県の内申点の出し方。公立は評定135点にK値をかけ、学校によってはさらに加点が乗って調査書点になる。私立は学校ごとに見る教科数も基準点も違う

公立高校の内申点(調査書点)の出し方

千葉県公立高校の「調査書点」は、中学1〜3年の9教科の評定(5段階評価)をすべて合計した「評定合計」がもとになります。

9教科を1〜5の5段階で、3年分すべて合計すると、最大で135点になります。

この135点に、高校が学科ごとに決めた係数をかけたものが、調査書点の中心部分です。

この係数を「K値」と呼び、0.5から2.0までの範囲で高校が学科ごとに決めています。

K値そのものについては「K値とは何か」で詳しく解説しています。

式で書くと、次のようになります。

評定合計135点 × K値 = 評定にもとづく点数

K値をかけるだけの学校、加点が乗る学校

ただし、これで終わりではない学校があります。

「評定合計×K値」で出した点数に、学校が決めた加点が上乗せされて、最終的な調査書点になる学校です。

実際の令和8年度(2026年度入学)の選抜・評価方法データから、3校を比べてみます。

学校(学科) K値 評定にもとづく点数 加点 調査書点
千葉(普通科) 0.5 67.5点 なし 67.5点
検見川(普通科) 1.0 135点 30点 165点
鎌ヶ谷西(普通科) 2.0 270点 50点 320点

千葉高等学校(普通科)は、135点×0.5=67.5点が、そのまま調査書点になります。

加点はありません。

検見川高等学校(普通科)は、135点×1.0=135点に30点の加点が加わり、調査書点は165点になります。

鎌ヶ谷西高等学校(普通科)は、270点に50点の加点が加わり、調査書点は320点になります。

加点の中身(何に対して何点つくか)は学校ごとに違い、選抜・評価方法の資料に書かれています。

気になる人は、志望校の資料で確認してください。

「調査書点=評定合計×K値」とだけ覚えていると、学校によっては実際の点数より低く見積もってしまうことがあります。

自分の志望校のK値や調査書点の満点は、「千葉県の公立高校を条件でしぼる」のページで確認できます。

私立高校は、学校ごとに「見る内申点」の作り方が違う

私立高校の推薦入試には、公立のような共通の式がありません。

学校によって、何教科の評定を見るか(教科数)と、何点あれば基準を満たすか(基準点)が、それぞれ違います。

教科数には「3科」「5科」「9科」があります。

3科は国語・数学・英語、5科はこれに理科・社会を加えた教科、9科はさらに美術・音楽・保健体育・技術家庭を加えた全教科の評定です。

詳しくは「千葉の私立高校の推薦内申基準一覧」で解説しています。

同じ「20点」でも、5科で見る20点と9科で見る20点では、意味がまったく違います。

実際の基準をいくつか見てみます。

見る教科数が違う例

植草学園大学附属高校は、普通科普通コース(女)の推薦で、3科の評定合計が10以上であることを基準にしています。

昭和学院高校は、全コースの単願(A推薦)で、5科の評定合計が21以上であることを基準にしています。

同じ昭和学院高校でも、併願(B推薦・併願優遇)は5科23以上と、単願より基準が高くなっています。

2つの教科数を同時に満たす例

千葉敬愛高校の普通科単願(A推薦)は、5科の評定合計が20以上、かつ9科の評定合計が36以上の、両方を満たすことが基準になっています。

5科だけ、9科だけで判断する学校もあれば、千葉敬愛高校のように2つの基準を両方使う学校もあります。

加点は「評定」に足すもので、入試の得点に足すものではない

私立高校の推薦基準には、評定に加点する仕組みを持つ学校もあります。

桜林高校の総合コースでは、3年間運動部に所属した生徒、部活動の大会に出場した生徒、生徒会役員を務めた生徒、3年間皆勤だった生徒に、評定へ1点ずつの加点があります。

ここで注意したいのは、この加点が「評定」に足されるという点です。

入試当日の得点に足されるわけではありません。

「内申点に加点がある」と「入試の得点に加点がある」は別の話なので、混同しないようにしてください。

では、自分の内申点はどう確かめればいいか

公立高校が第一志望の人は、まず自分の9教科の評定を3年分合計してみてください。

そのうえで、志望校のK値と、加点の有無を確認します。

K値は「千葉県の公立高校を条件でしぼる」のページで学校ごとに調べられます。

私立高校が気になる人は、学校ごとに教科数と基準点が違うことを踏まえたうえで、「千葉の私立高校の推薦内申基準一覧」や「千葉県の私立高校 併願推薦・単願の基準一覧」で、自分の内申点に近い学校を探してみてください。

まずは、志望校が公立と私立のどちらの計算方法を使っているかを確かめるところから始めてください。

出典

  • 千葉県立千葉高等学校「令和8年度 一般入学者選抜_選抜・評価方法」
    URL: https://cms1.chiba-c.ed.jp/chiba-h/wysiwyg/file/download/31/1830
    取得日: 2026年9月8日
  • 千葉県立検見川高等学校「令和8年度一般入学者選抜の選抜・評価方法」
    URL: https://cms1.chiba-c.ed.jp/kemigawa-h/wysiwyg/file/download/60/4091
    取得日: 2026年9月8日
  • 千葉県立鎌ヶ谷西高等学校「令和8年度 一般入学者選抜の選抜・評価方法」
    URL: https://cms1.chiba-c.ed.jp/kamagaya-west/wysiwyg/file/download/45/4935
    取得日: 2026年9月8日
  • 植草学園大学附属高校「令和9年度 前期選抜試験A 募集要項」
    URL: https://u-u-a.uekusa.ac.jp/renewal/wp-content/uploads/2026/06/boshuyoukou_r9_01.pdf
    取得日: 2026年9月11日
  • 昭和学院高校「令和9年度 前期選抜試験 募集要項」
    URL: https://showa-gkn.ed.jp/js/wp-content/uploads/2026/07/d3d24c67a99f27cd31a129862a6b299c.pdf
    取得日: 2026年9月10日
  • 千葉敬愛高校「入学者選抜要項」
    URL: https://www.keiai.ed.jp/exam/entrance_requirement_628f17c84706c_6482b56f26678/index.html
    取得日: 2026年9月9日
  • 桜林高校「令和9年度 選抜試験A日程(推薦入試)募集要項」
    URL: https://www.orin.ed.jp/cms/wp-content/uploads/2026/08/R9_guide.pdf
    取得日: 2026年9月11日

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