スライド合格がある千葉の私立高校 一覧|第一志望のコースに届かなくても受かる仕組み

こんにちは! 高校受験ラボ・進学塾リードアップ代表の山田優輔です!

千葉県の私立高校には、出願したコースの基準に届かなくても、別のコースで合格になる「スライド合格」という仕組みがあります。

2027年度入試に向けて、各校の募集要項や入試結果のページを確認したところ、「スライド」という言葉で仕組みが一次資料で確認できた学校は次のとおりです。

校名 コース・学科(または試験区分) スライド先 出典URL 取得日
日出学園高校 特進コース(出願時に選んだ場合) 進学コース 生徒募集要項 2026年9月10日
千葉明徳高校 進学コースHSクラス(年間合計) 未確認(コース名はあるが一対一の対応が未確定) 入試結果 2026年9月10日
西武台千葉高校 特選コース 進学コース 生徒募集要項 2026年9月10日
日本体育大学柏高校 アドバンストラーニングコース(二次募集要項に記載) アカデミックフロンティアコース 二次募集要項 2026年9月11日
桜林高校 特進コース 未確認(総合進学コース・総合コースとの関係が一次資料だけでは特定できない) 入試ガイド 2026年9月10日
東京学館高校 SEコース/VEコース 未確認(原文は「他コース」のみ) 募集要項ページ 2026年9月9日
光英VERITAS高校 特待選抜(試験区分) 推薦入試または一般入試(受験した区分により変わる) 入試要項 2026年9月9日
二松学舎大学附属柏高校 未確認(推薦受験生限定) 未確認 募集要項ページ 2026年9月10日
敬愛学園高校 未確認 未確認 募集要項 2026年9月10日

千葉県内の私立高校すべての資料を確認できたわけではないので、ここに載っていない学校にも似た仕組みがある可能性はあります。

スライド合格とは何か

出願するときにコースを選んでも、入試の結果によっては、志望したコースの基準には届かず、もう一つのコースの基準には届いている、ということがあります。

この場合に、志望したコースでは不合格でも、基準に届いているコースで合格にする仕組みを「スライド合格」と呼んでいる学校があります。

「第一志望のコースに届かなかったら不合格」ではなく、「届いたコースで合格」という判定が学校の中で行われているということです。

日出学園高校のスライド合格

日出学園高校は、特進コースと進学コースを設けており、出願時にどちらかを選びます。

学校の募集要項には、「コースは出願時に選ぶ。特進コース希望で入試得点が特進の合格ラインに届かず進学コースのラインに達している場合は、進学コースへのスライド合格となる」と明記されています。

つまり、特進コースを選んで出願しても、特進の基準に届かなければ、自動的に不合格になるわけではありません。

進学コースの基準に届いていれば、進学コースでの合格として扱われます。

学校の資料には、令和8年度の推薦(特進コースのみ)の合格者数は、スライドで進学コースに合格した33名を除いた数であると注記されています。

同じ資料には、令和8年度の一般(特進コースのみ)の合格者数も、スライドで進学コースに合格した4名を除いた数であると注記されています。

ここで言う「ライン」は、入試が終わったあとに得点を順に並べて決まる合格の基準です。

募集要項の中で点数として事前に公表されている基準ではないので、自分の内申点や模試の結果だけでは、スライドになるかどうかを出願前に正確に予測することはできません。

千葉明徳高校のスライド合格

千葉明徳高校の入試結果のページには、進学コースHSクラスの年間合計(前期A・B・C・Dの合計列)に、「合格者(スライド含)」461という記載があります。

コース名自体は明記されていますが、HSクラスからSクラスへのスライドを示す「Sスライド」という行はあるものの、一対一で断定した記載文ではないため、スライド先は未確認として扱います。

そのため、この記事の表ではコース・学科を「進学コースHSクラス(年間合計)」、スライド先コースを「未確認」としています。

正確なスライド先を知りたい場合は、学校に直接確認することをおすすめします。

西武台千葉高校のスライド合格

西武台千葉高校は、特選コースと進学コースを設けています。

学校の募集要項には、「特選から進学へのスライド合格があります」と明記されています。

特選コースを出願して基準に届かなくても、進学コースの基準に届いていれば、進学コースでの合格になるということです。

どの試験区分(推薦か一般か、何回目の入試かなど)でこの仕組みが使えるかは、この資料には書かれていないため、未確認のままにしています。

日本体育大学柏高校のスライド合格

日本体育大学柏高校は、アドバンストラーニングコースとアカデミックフロンティアコースを設けています。

学校の資料には、「アドバンストラーニングコースからアカデミックフロンティアコースへのスライド合格」という記載があります。

この記載があるのは「二次募集要項」で、一次募集(最初に行われる入試)の案内ではありません。

一次募集でも同じ仕組みが使えるかは、この資料だけでは分からないため、未確認のままにしています。

気になる場合は、一次募集の案内か学校に直接確認することをおすすめします。

桜林高校のスライド合格

桜林高校の入試ガイドには、「スライドして合否判定します」という記載があります。

特進コースについても、「特進コース受験者が合格基準に達しない場合はスライド判定を行います」と書かれています。

一方で、資料には「総合進学コース」「総合コース」「特進コース」の関係も書かれていて、スライドの先がどのコースになるのかを一次資料だけで一つに決めることができません。

そのため、この記事の表ではスライド先を「未確認」としています。

東京学館高校のスライド合格

東京学館高校には、SEコースとVEコースがあります。

学校の募集要項には、「SEコース、VEコースの受験者が、当該コースの合格点に達しなかった場合、点数により他コースに合格することがあります。(スライド合格制度)」と書かれています。

この「他コース」が具体的にどのコースを指すのかは、資料には書かれていません。

そのため、この記事の表ではスライド先を「未確認」としています。

光英VERITAS高校のスライド合格

光英VERITAS高校のスライド合格は、ほかの学校とは少し違う仕組みです。

コースとコースの間ではなく、「特待選抜」という試験区分と、「推薦入試」「一般入試」という別の試験区分の間でスライドが行われます。

学校の資料には、「特待選抜試験で合格しなかった場合でも、推薦入試または一般入試の合格ラインに達している受験生は、スライドで推薦入試合格または一般入試合格とします」と書かれています。

推薦入試と一般入試のどちらになるかは、受験した区分によって変わるので、どちらか一方に決まっているわけではありません。

二松学舎大学附属柏高校のスライド合格

二松学舎大学附属柏高校の募集要項には、「得点により希望者は1つ上のコースへスライドアップ合格あり(推薦受験生)」と書かれています。

この仕組みが使えるのは推薦で受験した生徒に限られることは、資料からはっきり確認できます。

一方で、どのコースからどのコースへのスライドなのかは、「1つ上のコースへ」という書き方のみで、具体的なコース名は書かれていません。

そのため、この記事の表ではコース・学科とスライド先コースをどちらも「未確認」としています。

敬愛学園高校のスライド合格

敬愛学園高校の募集要項には、「スライド合格者および学業奨学生を同時に発表いたします」と書かれています。

この記載から、スライド合格という仕組みがあること自体は確認できます。

ただし、どのコースから、あるいはどの試験区分から、どこへスライドするのかは、この記載だけでは分かりません。

そのため、この記事の表ではコース・学科とスライド先コースをどちらも「未確認」としています。

なぜこの仕組みがあるのか

第一志望のコースに届かなければ不合格、という判定だけだと、僅差で涙を流す受験生が増えます。

スライド合格は、学校が「このコースの基準には届いている」と判断したときに、合格のチャンスを広げる仕組みだと考えられます。

一方で、スライド先のコースは出願したコースとカリキュラムや目標が違うことが多いので、入学後のイメージを事前に確認しておくことが大切です。

第一志望のコースを強く希望している場合は、スライド先のコースになったときに自分が通いたいと思えるかどうかも、出願前に考えておくとよいです。

公立高校の「二段階目選考」とは別の仕組み

千葉県の公立高校入試には、定員の20%まで配点を変えて選考できる「二段階目選考」という県独自の仕組みがあります。

二段階目選考は公立高校の選抜方法で、私立高校のスライド合格とは制度としてまったく別のものです。

私立高校のスライド合格は、学校ごとに決めているコース間や試験区分間の合否判定の仕組みで、県が決めたものではありません。

詳しくは「二段階目選考。定員の20%は別のものさしで選ばれる」で解説しています。

では自分はどうすればいいか

併願推薦や単願推薦の基準そのものを確認したい場合は、私立高校の推薦基準チェッカーで内申点を入れて調べられます。

内申点の基準を学校ごとに見比べたい場合は、千葉の私立高校の推薦内申基準一覧も確認してください。

スライド合格の仕組みがあるかどうかは学校によって書き方が違うので、気になる学校があれば、募集要項や入試結果のページを自分でも確認してみてください。

出典

  • 日出学園高校「生徒募集要項」 https://www.hinode.ed.jp/wp/wp-content/uploads/2026/06/06a223abb8245d07185912307e45bb2c.pdf 取得日: 2026年9月10日
  • 千葉明徳高校「入試結果」 https://edu.chibameitoku.ac.jp/senior/admission-s/kekka/ 取得日: 2026年9月10日
  • 西武台千葉高校「生徒募集要項」 https://www.seibudai-chiba.jp/contents/wp-content/uploads/2026/08/37a6c50829de75b4f4846c8aece1ecd3.pdf 取得日: 2026年9月10日
  • 日本体育大学柏高校「二次募集要項」 https://k-nittai.ed.jp/wp/wp-content/uploads/R04二次募集要項.pdf 取得日: 2026年9月11日
  • 桜林高校「入試ガイド」 https://www.orin.ed.jp/cms/wp-content/uploads/2026/08/R9_guide.pdf 取得日: 2026年9月10日
  • 東京学館高校「募集要項ページ」 https://www.tokyogakkan.ed.jp/guidelines/ 取得日: 2026年9月9日
  • 光英VERITAS高校「入試要項」 https://www.veritas.ed.jp/assets/images/hs/hs_essentials.pdf 取得日: 2026年9月9日
  • 二松学舎大学附属柏高校「募集要項ページ」 https://nishogakusha-kashiwa.ed.jp/sh/examination/guideline.html 取得日: 2026年9月10日
  • 敬愛学園高校「募集要項」 https://www.hs-keiai.ac.jp/media/R9boshuyoukou-2.pdf 取得日: 2026年9月10日

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