こんにちは! 高校受験ラボ・進学塾リードアップ代表の山田優輔です!
千葉県公立高校の「倍率」は、1回だけ発表されるわけではありません。
出願書類の提出が締め切られた直後、志願・希望変更の受付期間中、その受付が終わった後、学力検査などが終わった後と、出願から合格発表までに少なくとも4回、意味の違う倍率が発表されます。
この記事では、令和8年度(2026年度入学)の実際のカレンダーに沿って、いつ・どの段階の倍率が出るのかを整理します。
この記事の数字について
数値はすべて千葉県教育委員会が公表した資料にもとづいています。
当サイトが計算し直した数字は含みません。
一部の資料は公表後に訂正されており、ここでは訂正後の数字を使っています。
千葉県公立高校(全日制一般入学者選抜)の入試カレンダー
千葉県の公立高校(全日制一般入学者選抜、118校)の令和8年度の日程は、県教育委員会が令和6年12月18日の時点ですでに公表していました。
| 時期 | 何があるか |
|---|---|
| 2月3日(火)〜2月5日(木) | 出願書類の提出期間 |
| 2月10日(火)〜2月12日(木) | 志願又は希望の変更受付期間 |
| 2月17日(火)〜2月18日(水) | 学力検査等の期日 |
| 3月3日(火) | 入学許可候補者発表の期日 |
私立高校も含めた全体の流れは千葉県の高校入試カレンダーの記事に、公立の詳しい期日は2026(令和8)年度 公立高校入試日程のページにまとめてあります。
この4つの時期のあいだに、県教育委員会は性格の違う「倍率」を4回公表します。
まず全体の流れを図にしました。

①出願直後に出る「志願倍率」(2月5日時点)
出願書類の提出期間(2月3日〜5日)が終わった直後、県教育委員会は「志願倍率」を公表します。
出願した人の数を募集定員で割っただけの、もっとも早い段階の数字です。
令和8年度は、志願者31,516人に対して募集定員28,000人、全体の志願倍率は1.13倍でした。
例えば船橋高校の理数科(定員40人)は、この時点で志願者89人、倍率2.23倍でした。
学校ごと・学科ごとの数字は2026年度(令和8)千葉県公立高校倍率【志願変更前2月5日時点】のページにまとめてあります。
②志願・希望変更の受付期間中に出る「変更状況」の倍率(2月10日16時時点)
2月10日〜12日は、出願した高校や学科を1回だけ変更できる「志願又は希望の変更」の受付期間です。
この期間の途中、2月10日午後4時の時点で、変更の状況が公表されます。
このときの全体の倍率は1.09倍(志願者32,875人/定員30,117人)でした。
①の数字より母数が増えているのは、この資料には定時制の学校や、地域連携アクティブスクールなど①には入っていなかった学校も含まれているためです。
船橋高校の理数科は、①の89人から87人に減り、倍率は2.18倍になりました。
志願変更でどんな動き方をするのかは志願変更で倍率はどう変わったか?の記事に、学校ごとの数字は2026年度(令和8)千葉県公立高校倍率【志願変更1日目2月10日時点】のページにまとめてあります。
2月10日の時点は、まだ変更受付の途中です。
12日の受付終了までに、もう一度変わる可能性があります。
③変更受付が終わったあとに出る「確定倍率」
2月12日に変更の受付が終わると、「志願者確定数」が公表されます。
これが出願から学力検査までのあいだでは最後の、確定後の正式な倍率です。
令和8年度の全体の確定倍率は1.12倍(志願者31,385人/定員28,000人)でした。
船橋高校の理数科は、②の87人から88人に増え、倍率は2.2倍で確定しました。
当サイトでは、この確定後の数字を2月13日時点のデータとして2026年度(令和8)千葉県公立高校倍率【確定志願者数2月13日】のページにまとめています。
「確定倍率が高い=不合格が増える」ではない点は倍率の読み方の記事で説明しているので、あわせて読んでみてください。
④学力検査が終わったあとに出る「受検倍率」
2月17日・18日の学力検査などが終わると、実際に検査を受けた人数をもとにした「受検倍率」が公表されます。
確定志願者の中には、体調不良などで当日欠席する人もいるため、③の確定倍率より少し下がるのが毎年の傾向です。
令和8年度の全体の受検倍率は1.07倍(受検者32,087人/定員30,077人)でした。
船橋高校の理数科は、確定していた88人のうち6人が欠席し、実際に検査を受けたのは82人、受検倍率は2.05倍でした。
この段階の学校ごとの数字は、今のところこのサイトではまだ一覧ページにしていません。
⑤合格発表では「倍率」という数字は出ない
3月3日の合格発表で公表されるのは「入学許可候補者数」であり、倍率という形の数字は公表されません。
倍率として数字を追えるのは④の受検倍率までで、そこから先は合格者数そのものを見ることになります。
私立高校の場合
私立高校は公立より早く、1月中旬に「前期選抜」、2月中旬に「後期選抜」という入試を行います。
志願者数が公表されることはありますが、これは最終的な出願がまだ固まる前の途中集計で、複数の学校に併願した人もそれぞれの学校で重複して数えられています。
そのため公立のような「倍率」として使うことはできません。
私立と公立のカレンダー全体の重なり方は千葉県の高校入試カレンダーの記事を確認してください。
次にすること
ここまで使った数字は、令和8年度(今年2月に実施された入試)の実例です。
今の中3生が受ける令和9年度の数字も、来年(2027年)2月から3月にかけて、同じ順番で発表されます。
自分の志望校の倍率を見るときは、「①出願直後」「②変更期間中」「③確定後」「④検査後」のどの段階の数字なのかを、まず確認してください。
倍率が年によってどれくらい変わるかは倍率は毎年同じではないの記事にまとめてあるので、あわせて確認しておくとよいでしょう。
出典
千葉県教育委員会「令和8年度千葉県県立高等学校入学者選抜の日程について《報道発表》(令和6年12月18日)」
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/press/2025/koukou/r8nyushinittei.html
取得日: 2026年10月10日
千葉県教育委員会「一般入学者選抜等(志願倍率、訂正後)」
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/nyuushi/koukou/r8/documents/r8siganippan-teisei.pdf
取得日: 2026年9月8日
千葉県教育委員会「「一般入学者選抜等」の志願・希望変更の状況(令和8年2月10日午後4時現在)」
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/nyuushi/koukou/r8/documents/r8henkoippan.pdf
取得日: 2026年9月9日
千葉県教育委員会「一般入学者選抜等の志願者確定数(特別入学者選抜及び地域連携アクティブスクールの入学者選抜を含む)」
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/nyuushi/koukou/r8/documents/r8kakuteiippan.pdf
取得日: 2026年9月8日
千葉県教育委員会「「一般入学者選抜等」の本検査(第2日)の高等学校別受検者数一覧」
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/press/2025/documents/r8hon2ippanjyuken.pdf
取得日: 2026年9月9日
千葉県教育委員会「「一般入学者選抜等」の高等学校別入学許可候補者数一覧」
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/press/2025/documents/r8kyokaippan.pdf
取得日: 2026年9月8日
千葉県教育委員会「令和8年度千葉県私立高等学校入学者選抜試験志願状況一覧(前期選抜試験分)」
https://www.pref.chiba.lg.jp/gakuji/press/2025/documents/r8nyuushi-zenki.pdf
取得日: 2026年9月9日
千葉県教育委員会「令和8年度千葉県私立高等学校入学者選抜試験志願状況一覧(後期選抜試験分)」
https://www.pref.chiba.lg.jp/gakuji/press/2025/documents/r8shiganjoukyoukouki.pdf
取得日: 2026年9月9日


