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私立高校の特待生になるための基準|内申点で決まる学校と、入試の点で決まる学校

こんにちは! 高校受験ラボ・進学塾リードアップ代表の山田優輔です!

結論から言います。

千葉県の私立高校の特待生制度は、内申点(通知表の評定の合計)の基準で決まる学校と、入試当日の得点や英検などの資格で基準に届く学校に分かれます。

学校によって、対象になる教科の数や単願・併願の別、特待のランクがまったく違うので、学校ごとに個別に見ていく必要があります。

この記事で扱うのは「特待の対象になるための基準(内申点・入試の点)」までです。

免除される授業料の金額や割合(全額免除・半額免除など)は学校ごとに決まっていて、今回確認できた募集要項には載っていなかったため、この記事では扱いません。

また、特待に採用された後に成績や出席状況が基準を下回ったら資格を失うのかという「継続審査」についても、今回確認した学校のどの資料にも記載がありませんでした。

この2点が気になる人は、志望校に直接確認してください。

内申点の基準で特待に届く学校

まず、内申点(通知表の評定の合計)だけで特待の基準に届くかどうかが決まる学校です。

通常の推薦基準より高い内申点を求めることで、特待という別枠を設けている学校が多くあります。

  • 桜林高校: 総合コースには「部活動特待」での受験枠があり、内申の基準は単願・一般の総合コースと同じ9教科の評定合計25です(併願は27)。学業の基準は特待だからといって別に高くなるわけではなく、同じ土台で判定されます(令和9年度 選抜試験A日程(推薦入試)募集要項 取得日: 2026年9月11日)。
  • 植草学園大学附属高校: 特待生推薦には3段階あり、5教科の評定合計で特待生S=23、特待生A=22、特待生B=21が基準です。他の推薦区分にある評定+2の加点は、特待生推薦には使えません(令和9年度 生徒募集要項 取得日: 2026年9月11日)。
  • 我孫子二階堂高校: 進学コースの単願(A推薦)は5教科の評定合計14が基準ですが、学業特待はこれより高い19が基準です。学業特待には、他の受験者が使える加算(部活動の部長で+2など)を使えません(募集要項 取得日: 2026年9月14日 ※令和8年度の募集要項です。令和9年度版は2026年9月時点で未公表です)。
  • 東京学館浦安高校: 特待Ⅰ(特別進学選抜・特別進学・国際教養が対象)は、5教科の評定合計で単願24、併願25が基準です。英検などの資格による加点はできません(令和9年度 募集要項 取得日: 2026年9月14日)。
  • 光英VERITAS高校: 特待生(第2種)は5教科の評定合計で単願24・併願25、特待生(第3種)は単願22・併願23が基準です。英検・数検・漢検などによる加点制度は、特待生の推薦には使えません(入試の手引き 取得日: 2026年9月9日)。
  • 鴨川令徳高校: 出願そのものの基準は「中学校を卒業見込みであること」などで、内申の数値基準はありません。数値が出てくるのは特待のほうで、募集要項には5教科の評定合計で特待S=24以上、特待A=21以上24未満と、学校が「あくまで目安」として示しています(出願資格 取得日: 2026年9月9日 ※特待S/Aの基準は令和8年度の生徒募集要項によるものです。令和9年度版は2026年9月時点で未公表です)。

入試当日の点数や資格で特待に届く学校

内申点ではなく、入試当日の得点や英検・数検などの資格で特待の基準に届く学校もあります。

  • 東京学館船橋高校: 募集要項に、推薦そのものの内申基準の数値は書かれていません。数値が出てくるのは特待生(学力特待生ⅠとⅡ)の基準で、本校第一志望の推薦専願受験者が対象です。特待生Ⅰ(普通科は特進選抜)は5教科の評定合計20、特待生Ⅱは5教科17または英検準2級以上のどちらかが基準になります。普通科「特進選抜」の志願者だけは併願でも出願でき、その場合は特待生Ⅱの基準が5教科22に変わります(募集要項 取得日: 2026年9月11日)。
  • 千葉商科大学付属高校: こちらは推薦ではなく、前期一般(単願)で出願した場合に、入試当日の得点(3教科の学力検査の合計点)に加算される仕組みです。5教科の評定合計25、または英検2級・英検CSE1800・数検2級のいずれかを満たすと、S特待型優遇として入試得点に30点が加算されます。5教科の評定合計23、または英検準2級・英検CSE1650・数検準2級のいずれかを満たすと、特待型優遇として20点が加算されます(募集要項 取得日: 2026年9月11日 ※2026年度(令和8年度)入試の募集要項です。令和9年度版は2026年9月時点で未公表です)。

特待の基準には、ふだんの加点が使えないことが多い

内申点の基準で特待が決まる学校の多くは、特待の推薦に通常の加点制度を使えません。

植草学園大学附属高校、我孫子二階堂高校、光英VERITAS高校は、いずれも学業特待や特待生推薦には加点を適用できないと募集要項に明記しています。

「加点すれば特待の基準に届く」とは考えず、まず加点なしの内申点だけで基準に届いているかを確認することが大切です。

部長・生徒会・皆勤といった実績がどの学校で加点になるかは、別の記事「部長・生徒会・皆勤は本当に加点されるのか」で詳しくまとめています。

令和9年度の基準がまだ公表されていない学校

今回取り上げた学校のうち、我孫子二階堂高校と千葉商科大学付属高校は、令和8年度(2026年度入試)の募集要項にもとづく基準です。

2026年9月時点で、令和9年度(2027年度入試)の募集要項はまだ公表されていません。

基準が変わる可能性があるので、出願前には必ず最新の募集要項を確認してください。

継続審査は、今回のデータでは確認できなかった

特待に採用された後、成績や出席状況が基準を下回ったら資格を失うのかという「継続審査」の制度について、今回確認した学校のどの募集要項にも記載はありませんでした。

記載がないことは「継続審査がない」ことの証明にはなりません。

学校によって公表の状況が違うテーマなので、志望校に直接確認することをおすすめします。

では自分はどうすればいいか

自分の内申点(通知表の評定の合計)と、志望している私立高校の名前を並べて、特待の基準に届いているかどうかをまず確認してください。

私立高校の推薦基準チェッカーには通常の推薦基準に加えて特待の基準も含まれているので、自分の内申点を入れて調べてみてください。

免除される授業料の金額や継続審査の有無は、学校のホームページか、中学校の先生、通っている塾の先生に直接聞くのが確実です。

出典

  • 桜林高校「令和9年度 選抜試験A日程(推薦入試)募集要項」 https://www.orin.ed.jp/cms/wp-content/uploads/2026/08/R9_guide.pdf 取得日: 2026年9月11日
  • 植草学園大学附属高校「令和9年度 生徒募集要項」 https://u-u-a.uekusa.ac.jp/renewal/wp-content/uploads/2026/06/boshuyoukou_r9_01.pdf 取得日: 2026年9月11日
  • 我孫子二階堂高校「募集要項」 https://www.abini.ed.jp/contents/wp-content/uploads/2025/10/8cff8eefe685dacea2ed47e8fc331f7e.pdf 取得日: 2026年9月14日(※令和8年度の募集要項。令和9年度版は未公表)
  • 東京学館浦安高校「令和9年度 募集要項」 https://gakkan-urayasu.ed.jp/wp2026/wp-content/uploads/2026/08/20260831015738.pdf 取得日: 2026年9月14日
  • 東京学館船橋高校「募集要項」 http://gakkan-f.jp/wp/wp-content/uploads/bosyu2026.pdf 取得日: 2026年9月11日
  • 光英VERITAS高校「入試の手引き」 https://www.veritas.ed.jp/assets/images/hs/hs_essentials.pdf 取得日: 2026年9月9日
  • 千葉商科大学付属高校「募集要項」 https://www.hs.cuc.ac.jp/wp-content/uploads/2025/10/2026bosyuyoko.pdf 取得日: 2026年9月11日(※2026年度(令和8年度)入試の募集要項。令和9年度版は未公表)
  • 鴨川令徳高校「出願資格」(出願そのものの基準。内申の数値なし) https://reitoku.ed.jp/requirements.html 取得日: 2026年9月9日
  • 鴨川令徳高校「出願資格」ページに記載の特待S/A基準(令和8年度の生徒募集要項にもとづく目安。令和9年度版は2026年9月時点で未公表) https://reitoku.ed.jp/requirements.html 取得日: 2026年9月9日

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