こんにちは! 高校受験ラボ・進学塾リードアップ代表の山田優輔です!
2027年春に入学する令和9年度の千葉県公立高校入試で、県立高校(全日制)の募集定員は26,400人。前の年より720人(18学級)減ります。学級が減るのは18校で、どこも1学級(40人)ずつです。
この記事では、その18校について「去年(令和8年度)の定員と確定倍率」「今年(令和9年度)の定員」を並べます。自分の志望校が入っているか、入っているなら去年はどれくらい志願者が集まっていたかを確かめる材料にしてください。
720人減の背景

県教育委員会は、令和9年3月の県内の中学校卒業予定者を約51,210人、前の年より約690人減ると見込んでいます。高校などへの進学率は98.8%程度、進学予定者は50,595人程度です。卒業する人が減るのにあわせて、県立高校の学級を減らす、という流れです。市立高校(1,920人)と定時制・通信制は前の年と同じです。
前の年(令和8年度)も県立全日制は840人減っていて、2年続けての減少です。令和8年度に定員が減った学校で倍率がどう変わったかは県立高校の募集定員が840人減。倍率にどう影響するのか?にまとめています。
学級が減る普通科の学校
普通科で学級が減るのは次の学校です。令和8年度の確定倍率は、志願変更のあとの志願者数を募集人員で割ったものです。
| 学区 | 学校 | 令和8年度の定員 | 令和9年度の定員 | 令和8年度の確定倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 第1学区 | 若松 | 320人 | 280人 | 1.01倍 |
| 第2学区 | 市川南 | 280人 | 240人 | 1.00倍 |
| 第2学区 | 浦安南 | 120人 | 80人 | 0.52倍 |
| 第3学区 | 柏の葉 | 280人 | 240人 | 1.32倍 |
| 第3学区 | 流山南 | 280人 | 240人 | 1.01倍 |
| 第3学区 | 我孫子東 | 200人 | 160人 | 0.66倍 |
| 第4学区 | 成田北 | 280人 | 240人 | 1.11倍 |
| 第4学区 | 佐倉西 | 160人 | 120人 | 0.94倍 |
| 第4学区 | 四街道北 | 240人 | 200人 | 1.12倍 |
| 第5学区 | 佐原 | 240人 | 200人 | 0.93倍 |
| 第5学区 | 小見川 | 160人 | 120人 | 0.92倍 |
| 第8学区 | 長狭 | 160人 | 120人 | 0.59倍 |
| 第9学区 | 市原緑 | 120人 | 80人 | 0.81倍 |
| 第9学区 | 市原八幡 | 200人 | 160人 | 1.00倍 |
柏の葉は情報理数科、佐原は理数科の定員は変わらず、減るのは普通科だけです。
表から読めること
令和8年度の確定倍率を見ると、学級が減る学校には大きく2つのタイプがあります。
去年、1倍を下回っていた学校
浦安南、我孫子東、佐倉西、佐原、小見川、長狭、市原緑は、令和8年度の確定倍率が1倍を下回っていました。志願者が定員に届かなかった学校で、第2次募集を行った学校もあります。こうした学校では、定員が減っても、志願者の数しだいでは今年も1倍前後にとどまる可能性があります。
去年、1倍を上回っていた学校
柏の葉、成田北、四街道北は、令和8年度の確定倍率が1.1倍を超えていました。定員が40人減って、志願者が去年と同じくらい集まれば、倍率は上がります。若松・市川南・流山南・市原八幡のように、去年ちょうど1倍前後だった学校も、定員が減ることで1倍を超えるかもしれません。
ただし、倍率は定員だけで決まりません。定員が減ったことを知って志願者が別の学校に動けば、倍率は思ったほど上がらないこともあります。1年分だけで判断せず、倍率の5回分の推移も見てください。
工業の学科が再編される2校
東総工業と茂原樟陽は、工業の学級が1つ減るのにあわせて、学科そのものが変わります。
| 学校 | 工業の学級数 | 令和8年度の工業の学科(確定倍率) | 令和9年度の工業の学科 |
|---|---|---|---|
| 東総工業 | 4学級→3学級 | 電子機械科(0.88倍)、電気科(0.63倍)、情報技術科(0.95倍)、建設科(0.83倍) | 機械科・電気情報科・建設科 |
| 茂原樟陽 | 3学級→2学級 | 電子機械科(0.70倍)、電気科(0.58倍)、環境化学科(0.15倍) | 機械テクノロジー科・電気テクノロジー科 |
学科の名前が変わると、学ぶ内容も変わります。去年の学科名で調べた情報がそのまま使えるとは限らないので、学校説明会や学校のサイトで新しい学科の中身を確かめてください。茂原樟陽の農業系の学科(農業科・食品科学科・土木造園科)は変わりません。
このほか、流山北・天羽も学級が1つ減りますが、2校は地域連携アクティブスクールで、一般入学者選抜とは別の入試です。
では、いま何をすればいいか
- 志望校が表に入っているかを確かめる
- 入っていたら、去年の確定倍率と数年分の推移を学校のページで見る
- 2月の出願締め切りのあとに出る志願状況を見て、志願変更(2月9日・10日)をするかどうかを考える
定員が減るのは心配に見えますが、去年1倍を下回っていた学校もあります。数字を見ないまま「定員が減るから厳しい」と決めつけないでください。日程は令和9年度の入試日程、入試全体のしくみは千葉県公立高校入試のしくみ(完全ガイド)にまとめています。
出典
- 千葉県教育委員会「令和9年度千葉県公立高等学校第1学年生徒募集定員について」
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/nyuushi/koukou/r9/r9teiin.html
取得日: 2026年10月6日 - 千葉県教育委員会「令和9年度 各学校の募集定員」
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/nyuushi/koukou/r9/r9teiin.pdf
取得日: 2026年10月6日 - 千葉県教育委員会「令和8年度千葉県公立高等学校入学者選抜 一般入学者選抜等の志願者確定数」
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/nyuushi/koukou/r8/documents/r8kakuteiippan.pdf
取得日: 2026-09-08


